大阪・関西万博2025 | 建設、文化に触れた週末、印象に残ったパビリオン

週末、向かった先は、今、世界が注目する場所──大阪・関西万博2025。

広大な敷地に点在する世界各国のパビリオン。
そのどれもが、建築、デザイン、思想の粋を集めた空間だった。万博会場に入ってまず視界を奪われたのは、大屋根リング。

空へ向かって開かれたその円形構造をくぐりながら歩くと、木の香りがふわりと漂った。
重厚さと温かさが共存するような空間に、足を踏み入れた瞬間、胸が高鳴った。

まず驚いたのは、その混雑だった。
特に土日は、人気パビリオンの多くが事前予約制となっており、整理券アプリを使わなければ中に入れない。
「見たい」と思った時にはすでに締め切られている──そんな場面にも遭遇した。
せっかく足を運んだのに入館できないのは、想像以上にがっかりする。

一方で、あらかじめ見たいパビリオンを決めて、予約を済ませておけばスムーズに回ることができる。
事前計画の有無が、万博の満足度を大きく左右すると実感した。

目次

パビリオン紹介

🇺🇸 アメリカ館|リアルとバーチャルの交差点

近未来的な構造の中に、宇宙・医療・テクノロジーといった現在進行形のアメリカが凝縮されていた。
映像と音に包まれるインタラクティブな展示が中心で、未来のビジョンを身体で体験できる構成に引き込まれた。

🇦🇪 アラブ首長国連邦館|静けさの中の革新

砂漠と文明が融合したような建築が印象的だった。
幻想的な照明と音響演出の中で、エネルギー・水・環境といったテーマが静かに語りかけてくる。
没入感のある構成で、展示との距離が自然と近づいた。

🇪🇸 スペイン館|色と音が躍るアート空間

「SPAIN IS BEAUTY」の言葉通り、ネオンやモニターの演出が鮮やかに空間を彩っていた。
文化と先端技術が融合した展示の中に、スペインらしい遊び心とエネルギーが感じられた。

🇦🇺 オーストラリア館|自然との共生を描くメッセージ

アボリジニ文化や多様性を軸に据えた展示構成で、自然と人間の関係性に静かに向き合う時間が流れていた。
屋外展示や休憩スペースもあり、訪れる人にとってやさしい空間設計だった。

🇮🇹 イタリア館|クラシックとテクノロジーの調和

石造建築を思わせる外観と、美術館のように静謐な展示空間が印象的だった。
芸術とサステナビリティの調和が美しく構成されており、五感が自然と研ぎ澄まされた。

感想

万博の会場に立った瞬間、目の前に広がるのは、各国の個性が凝縮された建築と展示だった。

限られた一つの空間の中に、世界中の文化・思想・技術がぎゅっと詰まっていた。それはまるで、世界を一周しているような感覚だった。

スクリーン越しではなく、自分の足で歩いて、目で見て、肌で感じたからこそ、
ここに来れて本当によかったと、心から思えた。

次はどんな景色に出会えるか。
その期待を胸に、また静かに旅を続けていく。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次